ワンクール20時間!
相変わらず「韓国ドラマ」漬けになっている。
ほとんど、全身キムチ付けみたい。(笑)
ドラマの食事シーンには決まって、キムチとスープがでてくるから。
昨日、細君よりも先に見終えた
『バリでの出来事』なんて、物語の必然性もあるのは分かるけど、何度キムチとご飯がシーンにでてきたことか。
しかしながら元来辛いもの大好き人間なので、自分の体質に合ってるのかも。
ワサビは「クール」、唐辛子は「ホット」な辛さというけど、そのホットさが韓国ドラマの根幹だ。
役者と物語は唐辛子のようにホット。
とはいうものの、熱し易く冷め易いB型人間ばかりなのだろうか?(失礼!)と思うほどに、すぐに激昂してわめき散らしたり、物を投げたり人をバンバン叩いたりする登場人物が多すぎない?
もちろん、これとて観るものを「泣きの世界」に陥れる導入であり、いつの間にか俳優にめっきり感情移入させられてしまう、演技力なのだ。
この感情を出すことと殺すことの対比が「韓流法則」の重要素でもある。
ところで、韓国ドラマに誰もがつい入れ込んじまうのは、ワンクールの長さにあると僕は思っている。
日本のTVドラマはたいてい12話だけど韓国は20話が普通。
それも、一週間で2日、週に2話進んだり、しかもNHKの朝ドラのように再放送も同時進行したりする。
つまり、圧倒的に短期間で多くの時間をドラマに費やすことになる。
一般的に韓国ドラマは、最初の5話ぐらいまではそんなでもないのに、10話目くらいから俄然面白くなるようだ。
っていうか、癖になる。
日本のドラマでは、ここでそろそろ最終回。
ところが韓流は15話くらいでピークに達して、あとはラストまで絶対に見逃すことができなくなる。
だから、ラストシーンで大ドンデン返しが用意されていないと、なんだかつまらない最終回となって視聴者は満足しない。
また、ラブコメ以外ではハッピーエンドにならないものも多いらしいけど、これはその昔、「コリヤン・フィルム・ノワール」として日本にも紹介された韓国映画の多くが、悲劇で幕をとじるものが多かった歴史あるからかもしれない。
20話もある韓国ドラマは長丁場なので、製作スタッフはもちろんのこと、俳優もハードスケジュールらしい。
細君の目を丸々二日間、ぼてぼてに腫らさせた「社会現象にもなった」らしいあの
『ごめん、愛している』と1日最高視聴率40%を記録したという超人気ドラマ『バリでの出来事』で大ブレークした、今話題の男優
「ソ・ジソブ」は、2004年にこの2つのドラマに主演している。
彼は、これらのドラマの後、兵役に就いて2007年に復帰、
「カン・ジファン」との2枚看板で主演した今年3月に封切られた
『映画は映画だ』は、今最も話題の韓国映画となっている。
そんな、「ソ・ジソブ」と僕は、一挙に40時間過ごしたことになる。
だから彼の魅力に、男の僕だって圧倒されないわけがない。
20時間もひとつの物語、ひとつのテーマをやり続ければ、身につかないわけがない。
自分のものにならないわけがない。
無理やりだけど、これは勉強とて同じ。
じっくり、僕たちと長時間付き合えば上手にならないわけがないのだ。(笑)