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教育NEWS -
2019.07.18 Thursday 22:41
2019年度第1回石川県総合模試データ
平均点・標準偏差値・高校別志望者平均点一挙掲載
本日から受験生に配布されている第1回総合模試をチェックしてみましょう。
1)平均点241点で450点以上がいない!
まずは問題難易度と受験生の学力分布がわかる平均点と標準偏差ですが、なんと第1回目では2014年度の222点、15年度の237点に続く3番目の難しさでした。
「石川県総合模試」は言うまでもなく石川県公立高校入試に準拠した出題傾向であり、入試よりも難易度が高いのは当たり前になっていますが、さすがに250点を切るとなると撃沈する受験生が続出ということです。
しかし模試は500点満点の得点を見るのではなく、偏差値を見るところから始めましょう。
さて資料にある「科目別得点分表」では、今回は国語以外、4科目が50点を下回りましたが数・理・社の得点分は平均点を中心にした分布となっていますが、英語だけは20点から50点の間に受験者の半数がいるという偏った分布になっています。
問題を見てみると他の科目にみられるような超難問はないのですが、個人成績表からもわかるように4つの大問構成では「リスニング」と「短文読解」の平均正答率が50%ほどですが、「会話文読解」と「長文読解」の平均点が11.2点と9.3点で正答率を計算してみるとそれぞれ40%と32%という難しさになっています。
つまり受験生にとっては、初めての模試でもあり石川県の公立入試問題傾向である長文に慣れていないというのが、それらの要因といえそうです。
KECでも英検準2級をすでに取得している塾生は高得点を取っていますが、3級レベルでは大きな差が出ています。
つまり英語が超得意な受験生はかなりなアドバンテージがあったということですね。
なお、科目全体でみると5科目合計の標準偏差が79.0となっていますので、今年度の受験生は昨年より全体的に学力が低いと言わざるを得ないでしょう。
以下、平均点の昨年度比較です。
第1回総合模試平均点(昨年度差)・標準偏差
英語:平均43.8点 (-10.2) 最高100点 標準偏差20.4
数学:平均51.6点 (-2.9) 最高92点 標準偏差17.3
国語:平均56.6点 (-2.5) 最高96点 標準偏差17.7
理科:平均56.4点 (-8.3) 最高94点 標準偏差17.6
社会:平均46.1点 (+2.9) 最高94点 標準偏差17.1合計:平均240.9点 (-22.5) 最高441点 標準偏差79.0
次に志望校別の受験者平均偏差値についてです。2)附属〜明倫まで平均偏差値アップ、小松・明峰・大聖寺はダウン!
今回の高校別志願者の平均偏差値を昨年と比較すると、県央地区の金沢周辺では附属・泉丘・二水・桜丘・錦丘・西・野々市明倫の全進学校で昨年より上昇しています。
つまり、これらの高校では学力上位者の「割合」が昨年より多いということです。(*昨年の受験生より学力が高いといういみではありません)
一方、県南地区の小松・加賀では小松・明峰・大聖寺が昨年より平均偏差値が下がっています。
また、県北の七尾・能登では七尾で偏差値の上昇がみられました。
以下、「高校別偏差値分布表」による昨年との高校別ランキング比較です。
第1回総合模試高校別志望者平均点・ランキング
金大附属:63.3 (昨年差;+1.6) 346点
泉丘:62.0 (前年差;+1.6) 336点
小松:56.4 (前年差;-1.0) 292点二水:55.5 (前年差;+0.1) 284点
七尾:54.3 (前年差;+2.1) 274点
石川高専:53.1 (前年差;+0.7) 265点
桜丘:52.0 (前年差;+2.3) 257点
錦丘:48.5 (前年差;+2.6) 229点
羽咋:47.1 (前年差;-2.4) 218点
小松明峰:46.1 (前年差;-0.3) 210点
西:43.8 (前年差;+0.5) 192点
大聖寺:43.4 (前年差;-1.7) 189点
県立工業:41.9 (前年差;+1.6)177点野々市明倫:41.4 (昨年差;+0.9) 173点
小松市立:40.7 (前年差;+3.0) 168点
金沢商業:40.3 (前年差;-0.1) 164点
小松工業:39.8 (前年差;+3.7) 161点
金市工業:38.5 (前年差;+0.2)150点
伏見:37.2 (前年差;-0.4) 140点
北陵:36.6 (前年差;+4.7) 135点志望者10人未満は除く 赤字は上昇大、青字は下降大
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2019.07.18 Thursday 12:01
「文・理」早すぎる選択?!
という見出しの特集記事が今日の朝刊に掲載されていた。
大学進学の文系・理系の選択をほとんどの進学校では、高校1年の2学期に決定していることについての論議が書かれている。
昔からどの進学校でも2年次から文系クラスと理系クラスにわかれてるのだけど、それを1年の夏休み後に決めなくてはいけないというのは、将来的な選択にも影響するし早すぎるのでは?というもの。
1年の2学期から文理選択をさせるのは、言うまでもなく中高一貫校のように大学受験へのシフトだし、教材発注の決定に関わるからというものらしい。
しかしこの早期選択については、高校に入って1学期でなんだか以前は苦手でもなかった数学が難しいから文系にしたとか、「理転」(文系から理系への転向)はハンデがありすりぎるからとりあえず理系にしておくとか、将来の自分のキャリアデザインや自分の特性が判断できないまま進路決定することに問題があるのでは?ということ。
さらに最近では「文系でも受験できる理系」や「数学を課する文系」もあったりと、文理融合の流れが起こっているのだから、文理選択にもう少し猶予があってほしい。
つまりこれからの社会では、文理複数分野で視野を広く身に着けことが必要とされてくるということでもあるようだ。
また、女子学生においては一時期「リケ女」(理系女子)が話題になったけど、周りにそのような人の影響がないことや浪人を避ける傾向が強い女子には推薦入試で受験する傾向もあり、じっくり他の学部や分野に関心や興味も持つことができないということも指摘されている。
記事には「大学学部の女子学生の割合」の資料もあった。
それによると女子学生の割合が多い学部順では、薬・看護学69%、人文科学65%、教育学59%、農学45%、社会学35%、医・歯学35%、理学28%、工学15%となっているし、さもありなん?
不正入試が発覚した医・歯学部よりも理・工学部が少なすぎ?
理工系女子がかっこいい!と思ってるのは私だけかしらん?
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