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2018年度高校入試情報

今年の入試トピックス

石川の入試英語の激変とは?

何度も書いているけど、石川県の高校入試の英語は一昨年から激変した。

 

英語の入試問題の変化については、なにも石川県に限ったことではなく全国の高校入試で数学同様、英語も難化傾向にある。

 

これは文科省による英語教育の刷新がその根幹にあることは言うまでもないけど、入試問題におけるもっとも大きな変化は長文読解だ。

 

長文読解は有名私立高校はともかく、公立高校入試の英語では従来教科書の既習英単語以外は注釈があるので、単語数が多くなるほど注釈ばかりになるのだけれど、その教科書の単語数が年々増加していることに加え教科書に出てくる単語以外でも派生語として試験に出てくることが多くなった。

 

文科省の学習指導要領改訂により履修英単語数が以前の800語から1200語と1.5倍になり、さらに次の新指導要領では1500語に増える。

 

基本単語が2倍に増えるのだから長文読解が2倍の長さになってもおかしくないってことだ。

 

「学習塾協議会いしかわ」の作問検討委員会のメンバー作成による(ま、Good Jobのトミーちゃんのことだけど)興味深いデータがあるので紹介しておこう。

 

それは石川県の公立高校入試英語の「対話文」および「長文読解」の、過去20年間の単語数推移のデータだ。

 

それによれば、平成11年度入試問題の対話文と長文に使われた単語数はそれぞれ193語と256語で合わせて449語。

 

それが10年後の平成21年度の入試では、267語と399語で合計676語と約1.5倍に増えた。

 

そして一挙に増加した一昨年の28年度は、対話文だけで573語になり長文は487語でなんと合計1060語にもなった。

 

さらに昨年は、対話文が597語で長文が671語で、合計1268語もの単語数となった。

 

つまりこの20年で入試英語の単語数が3倍近くになったってことだ。

 

そりゃ、今の保護者がビックするのは当たり前でしょ?

 

それ、センター試験?って感じ。(笑)

 

ところで業界では有名な話だけど、大阪府教委では一昨年から中学生が履修すべき英単語として、検定教科書の単語を中心に1500語もの「単語帳」を中学生に配布している。

 

よって、高校入試の英語問題ではその単語集暗記が必須になり、派生語まで含めると2000語の習得が必要になるといわれている。

 

大阪府ではこの前の入試制度改革により、英語・数学・国語の入試問題が各3種類ある。

 

上位校(全体の20%)・中位校(全体の60%)・下位校(全体の20%)の高校入試の試験問題がそれぞれ違うのだ。

 

「単語帳」を配布していることもあって、上位校の入試英語なんて有名私立もびっくりするとんでもない長文の量だ。

 

同じく随分前から、東京都都立高校の日比谷・西・青山などの学力重点校といわれる難関上位校の入試問題は、他の都立高校の問題と違う。

 

まちろん英語はとんでもない単語数の長文が複数出題されている。

 

なので、石川県で泉丘や附属が合格できる学力の受験生であっても、都立や府立の上位校を目指すにはとてつもなく高い英語のハードルを越えなければならない。


ま、石川県は高校によって問題が違うわけではないので、英語もそこまで文章量を多くすることはないだろうけど、以前と比べると受験生に求める英語力は高くなっておりことは明らかだ。

 

当然、石川の英語も語数増加で難化してるのだけど、大問別での変化ではまず大問2が「語順整序」から「適文補充」にかわり、大問3の対話文では登場人物がいきなり7人になり昨年は8人となった。

 

もはや2.3人の「対話」ではなく多数による「会話」になったわけだ。

 

で、今年の英語のトピックスはその「対話文」の人数が減り、チラシ(リーフレット)の資料が盛り込まれたことだ。

 

よって、受験生は対話文の内容と英語のチラシから情報を集めながら問題を解かなければないという、時間のかかる厄介な出題となった。

 

大問4の長文読解も昨年より更に70語も増え740語ほどになった。

 

まぁ、時間のかかること。

 

こりゃ、英語は本格的な速読練習をしなきゃだわ。

 

なので、今年のトピックスに「スピード読解」が加わったってこと。

 

もう一つは英作文のボリュームが分散し、日本語記述がなくなり全て英語記述の設問になったってこと。

 

まとめると、1に英単語力、2に速読力、3に英文記述っ力ってこと!

 

な〜〜んだ、これって「高校英語の基本」じゃん!!!

| SHIGEHARU FUJITA | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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